Intel Edisonを触ってみた

HackathonでEdison触ってた時の作業ログと触った感想など。

 

初期立ち上げとセットアップ手順はだいたいこんな感じ

  • 何はともあれ、電源を入れて外側のポートにマイクロUSBをつないでMacと接続 (内側につなぐと普通に記憶デバイスっぽくマウントされるっぽい。Arduino IDE使う時もこっちを使う)
  • tty接続。だいたいこんな感じ screen /dev/tty.usbserial-XXXXX 115200
  • 初期状態だとファームウェアが最新ではないので、最新版をDownloadしてくる。自分が使った時点では2014年10月版が置いてあった

    Edison - Software Downloads | Intel Communities

  • 最新版のzipを取得したら、展開して出てきたファイルをUSBマウントしたEdisonのルートディレクトリにコピー (上に書いたけど、内側のUSBポートにつなぐ)
  • 後はEdisonを再起動(電源引っこ抜いて刺し直せばOK)で更新される。簡単
  • ttyで接続してセットアップコマンド (configure_edison --setup) を実行。指示に従ってデバイス名/パスワード/wifi設定を済ませる

ここまで来れば普通にLinuxマシンとして見えるので、上と変わらずttyでつないでもいいし、sshでの接続も可能になるのでEdisonと戯れることが出来るようになる。opkgというパッケージ管理もあるので、そこから普段のツール類(gitとか)もインストール出来てしまうので、手元のPCでgithubソースコード上げてEdisonでpullとかもできちゃう。Edison側をリモートに設定して、手元からpushしたら勝手にマージさせて実行するとかも出来ちゃう。とても気軽。いや、ほんと気軽。

 

自分の組み込み経験の大部分は学生の頃の研究ネタから来ているのでだいぶ古い話だけど、基本はPC側でクロスコンパイルかけてからバイナリをデバイスに流し込んで実行・・・う、動かないぜなんでだ?とかいいながら、とりあえずオシロつないで電気が流れてるの確認出来なくて泣きそうになったり、通電確認出来たけどプログラム動いてる雰囲気ねーなと思ってバイナリ確認してミスってて凹んだり、ようやっと動いたと思ってもロクに標準出力すら出てこないからデバッグも進まなくてそこの環境構築に必死になったり・・・ついに、ついに動いたぜって頃にはもう満足感でいっぱいなので、そこからが本番なはずの実装が進まないとかとか。まぁ、とにかく苦労しかしない印象があるので、USBでサクッと接続してLinuxにログイン出来るなんて夢のような環境のわけですよ。しかも、Edisonの場合はnodejsとかpythonが入ってるので、簡単にREPL環境が実行出来て、LEDピカピカさせるとか、ブザーを鳴らすみたいなのを、簡単にトライ&エラーで遊べてしまうわけ。これはホント楽。

 

正直に言うと、あまりに苦労がなさすぎてちょっと物足りなさはあるのだけど、それはおいといて・・・これだけ手軽で普通に扱えるなら、色んな人に使ってもらえて色んなアイディアが出てきそうだなぁと思った次第。遅まきながらIoTな世界が広がる要素の片隅をのぞいた気分になりましたとさ。

 セットアップ系の話はここまで、プログラミング系の話はまた別途だな。

 

-- 追記 --

写真をアップロードしようと思ってて忘れたので追加。EdisonをArduino拡張ボードに接続して、更にGrove Starter Kitを付けたのがこの状態。EdisonはほぼほぼSDカードサイズなのでとてもコンパクト。

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