TechCrunch Hackathon2014に参加してきた

週末の二日間まとめて家をあけるという暴挙に打って出て、好きに時間を使ってきたというお話。最初に書いておきたい、時間をくれた家族にありがとう。

 

TechCrunch本編に先立って週末に行われたhackathon、200人も集まるなら面白いネタとか面白い人と会えるんじゃないかと思って参加してきた。特に"これ"と言って作りたいものが決まってたわけじゃないのだけど、漠然とtwilioを使ってコミュニケーション系の何かを作るか、Edisonを使ってIoT的な何かをやろうかなぁと思ってた。

結果として、自分が参加したチームはこれ。名札に組み込みエンジニアというのをこっそり書いておいたのを目にしたチームに誘われたので、そこにデバイス系のエンジニアということで参加してきた。

 

実際に作ったものとしては、自転車車載機器として距離センサを使って後方から接近するものがあればディスプレイと音で危険をお知らせするというもの。センサ関連の入出力はもちろんEdisonを使って実現している。さらに危険を検知するとBlueTooth経由でそれを出力するので、iPhoneで信号を拾って危険が発生した位置情報と時間を即時サーバに送信することも出来る。これを使うと自転車走行時のハザードマップ的なものが作れるという寸法(サーバ側のアプリもちゃんと出来たよ)。

当初購入した距離センサが全然動かなくて二日目に買い直して時間ギリギリでなんとか動くようになったり、BlueTooth使うためにOS入れ直そうにも上手く入らなくて結局Advertiseで誤魔化したり、そもそもEdisonとPC接続しようにも手持ちのUSBケーブルじゃつながらなくてIntelさんからもらったのだったら動いたり、最初に配布されたGrove Starter Kitのボードに不良(分からんけど、ボードだけ入れ替えたら直ったから多分)があったり・・・とにかく初めて触るハードウェアだったので遠回りしてかなり時間を消費してしまって危険な状態だったけど、二日間でちょっとした形にはなったのでよかったと思う。というか、自分はこのへんの地雷を踏み抜く役割をひたすらやっていて最終的なところはBlueToothでの通知くらいしか作ってないので、アイディアから開発までほとんどをチームメイトのお世話になってしまった感じ。Intelの担当者の方々にも多くの支援をいただきました。多謝 m(_ _)m

 

そんなこんなでなんとか形には出来たのだけど、反省点としてはサーバ側のコンテンツ活用に時間を割けなかったこと。ハザードマップを個人で活用とか、自転車乗りでシェアするところまでのソーシャル感は容易にイメージしてもらえたと思うけど、この情報は歩行者にも役立つだろうし、車の運転手にも有効なはず。今時の地図アプリであれば道の太い細いは分かるし、車なら交通量を知ることも出来るけど、そこにどの程度自転車が通っててどの程度危ないかという情報はまだ多くないんじゃないかな。なのでナビゲーションと組み合わせた時の情報の価値というのも本当はもっと可能性があったはず。

何よりこのデバイスは使ってる本人の危険をリアルタイムにお知らせするので、一人称である本人が使うメリットがちゃんとあって、更にそこで収集した情報がより広い範囲で活用出来るという形になってるので、ある意味ではIoTとはかくあるべし的なことをちゃんと押さえてた気がする。でも、そこのアピール弱かったなぁと・・・正直、他チームと比べてもそういう議論が少なかった気がするのはほんと反省点。プランナーさんとか居たら違ったのかもしれないなぁと思うと、チームビルディングの時点でもう少し頑張れたらよかったのかもしれない。

 

何はともあれ、二日間楽しく過ごすことが出来ました。運営の方々、スポンサーの方々、参加者のみなさん、どうもありがとうございました。お疲れ様でした